2018/02/10

荒木経惟



“「眠る前に、頭の中でまだ撮っていない写真集のページをずっとめくっている。」話や、「家で目をつむってソファ寝してテレビの音だけ聞いていると、あ、いまアップになったな、とかカメラがパーンしてるな、とか見てないテレビの映像が全部浮かんでくる。」などの話をきいて、むしろゾッとしてさらにエネルギーを吸い取られる。(略)アラーキー怪物の全貌がだんだん見えてきて、震撼する。”
-神蔵美子(『たまもの』P.128)

荒木経惟の書籍が入荷しました(写真の2冊以外にも、いくつか)。
写真論、エッセイ、紀行文、写真集と縦横無尽なアラーキー。氏がしたためるテキストには、外れがありません。どれを読んでも引き付けられます。これらの表現がどう生まれ、どうして荒木独自の着眼点を持ち得たのか。いまこそしっかり読み解き、探求するべきなのかもしれません。

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