2017/04/29

PEOPLE'S PARK -終了しました!-

絵とデザイン:河合浩&ゴロゥ

" 4th Anniversary party! "

「遊びにおいでよ! ピープルズ・パーク!

会場:
OctBASS&DISCOS
茨城県つくば市天久保1-5-4くいだおれ2号館1F

LIVE:
TUCKER
ENERGISH GOLF

DJ:
北沢夏音
サモハンキンポー(思い出野郎Aチーム)
tactsato + SWEET POTATO CLUB(HOME MADE RADIO CLUB)
EL CINNAMONS with SUSHIRAW
ヤマダ&タロー(2YAMADA3TARO)
END-O
nang-chang
河合浩
和田絢太郎

FOOD(サヴァサンド):

DRINK(コーヒー):

SHOP(たのしいお店):
飯島商店
HOME MADE RADIO FUNCLUB SHOP

日時:
4月29日 (土曜)
21時開場/開演 

料金:
2500円 (1drink込み)

企画:
PEOPLE BOOKSTORE

協力:
OctBaSS&DISCOS

***


店をはじめて、いつのまにか4年です。ふけるような感慨はありませんが、いつも支えてくれる方々、お客さんや友だち、先輩、後輩みんなには感謝しております(これから会うだろう方々にも!)。本当にありがとう。だから、この祭りはせめてもの恩返し。せっかくなので騒いじゃおう! 歌い、踊り、酒を呑み、ベラベラ喋って友だちつくろう! 4周年なんてけっとばせ! そう思って準備しました。今年もやっぱり、合い言葉は「エンジョイ・ユアセルフ!」。好きなように遊んでいってください。(PEOPLE BOOKSTORE店主)

2017/04/28

<PEOPLE'S PARK>開催記念放談2017

絵とデザイン:河合浩&ゴロゥ

いよいよ今週末29日に迫った<PEOPLE'S PARK>。PEOPLE BOOKSTOREの周年記念としてはじまったこのパーティも今年で3回目。お店を通して出会った愉快な面々と夜遊び上手のパーティピープル、そしてつくばローカルズが朝まで躍り、飲み、語らう一夜だけの「公園」、それが <PEOPLE'S PARK>だ 。そんなパーティの見所について、店主・植田浩平と同い年で盟友のトニー李(EL CINNAMONS)が缶ビール片手にきいてみた。(トニー李)

本編に移る前にお詫びをひとつ。ごめんなさい。本稿は出来上がってから3日経っているのですが、私植田の怠惰がたたり、このタイミングでの公開となりました。インタビュアートニー李にはなんの責任もありません! ただの飲み会のような会話がこうして形になったのは、李くんの手腕がなせる技です。では、以下お楽しみください!(PEOPLE BOOKSTORE 植田)

***

――(店内のBGMを聴きながら)このロックステディのMIX、さっきからめちゃくちゃご機嫌じゃないですか。

植田 これは「2YAMADA3TARO」っていう、北千住のカレー飲み屋「CURRY BAR GAKU」に集まったお客さんたちではじめたパーティ/クルーのMIXで、毎回ジャケットも凝っていて、ほらこれ、スタジオ・ワンのパロディになっているんですよ。彼らには今年の<PEOPLE’S PARK>にも出演してもらいます。

――2人の山田と3人の太郎から成るので2YAMADA3TARO。名前も秀逸ですね〜。お、“青い影”!

植田 そういえば李さんが来るまでのあいだ、EL CINNAMONSがセレクトした夏の悪魔』を久しぶりに聴きかえしていたんですけど、そこにもローランド・アルフォンソって入っていませんでした? あれは良い選曲でしたねえ。

――“HIGHER SIGHT”ですね。

植田 この2YAMADA3TAROのMIXシリーズや『夏の悪魔』、それから同じくDJ/LIVEで参加してくれるイラストレイタ―のtactsatoくんのBGM CDもそうなんですけど、どれも売り物ではなくて、配ったりおまけで付けたりしているものなのに、それぞれ手作りのかっこ良いジャケがあったりして、なんかこういうモノって好きなんですよ。

――そういったモノができたら渡しに行きたくなるお店なんですよね、PEOPLEは。どうですか、缶ビールを買ってきたので、ちょいと一杯。

植田 いいですね〜。では、これを読んでくれている皆さんも一緒に。乾杯!

左から『夏の悪魔』、『HOME MADE RADIO CLUB』、『2YAMADA3TARO DISCOS』。どれも手製のCDR。



――今年もまた<PEOPLE’S PARK>が開催されますね。と、いう台詞は昨年のインタビュー冒頭のコピペでして。

植田 パーティの宣伝用に録ったインタビューが前日の朝になって送られてきたという(笑)。

――……。

植田 いやいや、嫌みで言ったわけではなくて、あのタイミングというのも面白かったなって。音楽ライター/編集者の北沢夏音さんもツイッターで「このバタバタ感も文化祭っぽい笑」って呟いていましたよね。

――今年こそは2週間前にはアップしましょう!(※この原稿を書いている時点で既に過ぎている)で、本題に入る前に、すこしだけ触れておきたいのが、PEOPLEのスタッフとして働いていた“中村ちゃん”こと中村友貴氏(イイ顔)が2月いっぱいでお店をやめてしまったんですよね。

植田 そうなんですよ。彼の地元の鹿児島で「aview」というカフェをはじめるために旅立っていきました。どうやらお店のほうも4月1日に無事オープンしたみたいですよ。そうそう、中村が働く最後の日に、なんと北沢さんがわざわざ会いにきてくれるという一幕がありました。

――それは粋ですね。うれしかっただろうなぁ。つくばで中村ちゃんに会えないのは寂しいですが、鹿児島にもPEOPLE BOOKSTORE育ちの友だちがいると思うと頼もしいし、なんだか楽しい気分になりますね。

植田 がんばってほしいですよね。


元スタッフ中村が店長をつとめる鹿児島「aview」のロゴ。カフェ&フラワーズ。



――では、今年の出演者をおさらいしていきましょうか。まずはライブにTUCKER、ENERGISH GOLF。DJにやけのはら、北沢夏音、サモハンキンポー(思い出野郎Aチーム)、tactsato(HOME MADE RADIO CLUB)etc。

植田 毎年そうなんですが、基本はお店を通して繋がった人たちに声をかけさせてもらいました。

――昨年のインタビューではラインナップの組み立て方を雑誌作りに例えてもらいましたが、それでいうと今年の「特集」はともに初登場のTUCKERさんとENERGISH GOLFですよね。それぞれのアクトについて簡単に教えてもらえますか。

植田 TUCKERさんのことは一方的に存じていましたが、去年いくつかのライブ会場で顔を合わせることがあり、声をかけさせてもらいました。観る人を選ばない、熱量とキャラクターはこのパーティーにはうってつけでしょう! TUCKERさんのライブは是非多くの方々に堪能してほしいですね。思いっきり楽しんでほしいなあ。

――ENERGISH GOLFとはどうやって知り合ったんですか?

植田 エネゴルは彼らの音源『HEALTHY LIFE』リリース時に「CDを扱いませんか?」と営業していただきまして、そこで存在を知りました。ジャケットが木田智央さんのあの絵! ってそれだけで最高じゃんとなりまして、値段設定や収録内容も分かってるなーと。彼らの編集力と言いましょうか、独特のバランス感覚は希有でしょう。

――この二組って過去に共演したことはあるんですかね。

植田 どうだろう、たぶんはじめてじゃないですかね。つくばでこの組み合わせというのもなかなか面白いなと思っています。ごちゃっとしてて楽しそうでしょ。

――DJのやけのはらさんは、もはやこのパーティには欠かすことのできない存在ですよね。

植田 はい、今年もメインフロアでロングセットをお願いしました。つくばにはそれなりの数のライブイベントなんかもあるんだけど、まだまだそれ以外の遊び方や楽しみ方が浸透してないなって感じることが多くて。音楽って、DJって、もっともっと豊かなんだぜって。だから、そのへんのことも含めて、この夜に居合わせた方々には、やけさんのDJを存分に味わってもらいたいですね。

――やけさんはその場その場のいろいろな状況を瞬時に読みとりながら、遊びにきてくれた人たち一人ひとりを全力で楽しませてくれる、ありきたりな表現ですけど、プロフェッショナルなDJですよね。これはEL CINNAMONSのメンチカツ伊藤から聞いたんですけど、前回やけさんが矢沢永吉をかけたときに、その日が初対面だったメンチカツのところにそっと近寄ってきて、一言「ヤザワ好きでしょ?」(笑)。帰り道にメンチカツがうれしそうに述懐していました。

植田 アハハハ、それはいい話ですね。

――続いて、“星谷ビルの守護天使”こと北沢夏音さんには、なんでもリクエストしているセットがあるとか。

植田 北沢さんの新刊として予告されている『東京の歌(仮)』にちなんで、「東京の歌セット」でお願いできないかなと。

――いいですね! 東京の歌、といえば、ムッシュが亡くなってしまいましたね。去年の朝方に北沢さんとムッシュのことを話せたのが今となってはすごく思い出に残っています。

植田 あと、同じくレギュラーDJのサモハンキンポー氏に関しては、つい先日、“Asian Love affair Mix”という素晴らしいMIXがフリーダウンロードでアップされたばかりなので、是非聴きながらパーティのことを楽しみにしていてほしいですね。


Asian Love affair " 。タイ、韓国、中国などのアジア諸国のレゲエ&ラヴァーズ・ロックを集めた約40分のあったかい音楽集。



――LIVE/DJ以外にもフードとして、昨年に引き続き「つくば食堂 花」と「千年一日珈琲焙煎所」が出店してくれますね。

植田 「つくば食堂 花」にはサヴァサンドを作ってもらいます。僕らがながくつきあっている<仕立て屋のサーカス>出店時も好評だったメニューです。名物店主・植田泰成さんがわざわざトルコ(サヴァサンド発祥の地)まで出かけていったのに、なんの参考にもならなかった……という大好きな逸話もあります(笑)。

――店主の方がなかなかインパクトのある見た目で(笑)。相当酔っぱらって足元がおぼつかなくなりながらも丼をすごく丁寧につくっている姿に感動しました。味はいうことありません!

植田 「千年一日珈琲焙煎所」の方の店主・大坪さんはというと、きっと朝まではいないと思うので(笑)、千年一日のコーヒーが気になっている方は是非お早めに。取っ付きづらいかもしれませんが、大坪さんは話すとかわいく笑うオジサンです。

――そして、物販ブースに(去年レコード針を忘れて可哀想だった)飯島氏によるレコードetcの「飯島商店」とtactsato氏の「HOME MADE RADIO FUN CLUBSHOP」。

植田 最近イラスト仕事で活躍しているtactくんは、今年も新作のZINEを用意してきてくれるみたいです。そうだ、李さんも『EL CINNAMONS』を持ってきてくださいよ。

――そもそも『EL CINNAMONS』の3号をつくるきっかけになったのも昨年の<PEOPLE’S PARK>の道中での会話ですからね。やけさんにもtactくんにも中村ちゃんにも参加してもらって。

植田 そういう流れは単純にうれしいです。ほんとに。

――河合浩さん&ゴロゥさんによる今年のフライヤーもかっこ良いし、あとはみんなに遊びにきてもらうだけですね。都内からも意外に近いということは力説しておきたいですね!

植田 秋葉原からつくばエクスプレスで45分。つくば駅から会場の「OctBass/DISCOS」までは徒歩10分です。かる〜く呑みながら歩くには、ちょうどいい距離でしょう。

――TXに乗ると小旅行気分が味わえて楽しいんですよ。あ、ひとつだけ心配なことを思い出したぞ。

植田 なんですか?

――朝方の酔い潰れた植田さん(#uedaisdead)をどうするか。もう中村ちゃんはいないぞ、と。

植田 ……(どうしよう)。

――まぁ、それもこのパーティの楽しみのひとつということで(笑)。

植田 (しばし黙りこんでから)4周年なんてけっとばせ! みんなで集まって、朝まで飲んで踊って遊びましょう〜(笑)。


(2017年4月7日 PEOPLE BOOKSTOREにて)

2017/04/26

「rough」


和田彩 『rough』http://ayawada.tumblr.com/
期間:5/5(金)〜5/23(火)
10:00〜18:00 水・木定休
場所:O’keeffe 東京都足立区千住2-31 北千住駅西口徒歩5分

2017/04/23

『すべての雑貨』

©夏葉社

“雑貨化とは、道具をはじめとしたあらゆる物の「相対化」の別名である。”

夏葉社の最新刊『すべての雑貨』が入荷しました。
西荻窪で雑貨店「FALL」を営む三品輝起さんによる初の著作は“雑貨にまつわるエトセトラ”・・・なんて、安直な惹句には落とし込めない尖鋭な内容。単なるスローガンと化した概念(“小商い”みたいな)では片付けられない個人店主の憐憫、彷徨が封じこめられた希有な書物です。本書で“雑貨”という言葉の定義は更新されたといっても過言でないと、思っています。

立ち姿は凛々しく、いさぎよく。内面ではジタバタと。販売価格は2200円(税込)。

***


「世界がじわじわと雑貨化している気がする。
これは豊かになって物の種類が増えたから、ってだけじゃない。
それまでは雑貨とみなされてなかった物が、
つぎつぎと雑貨に鞍がえしているせいなのだ。」
昨今、本もまた雑貨のように扱われるときがあります。
本だけではありません。レコードも、美術も、実用品も、
なにもかもが雑貨のように扱われる。
というか、雑貨のように見える。
雑貨化した社会。
原宿にあった文化屋雑貨店、デンマークのレゴ、ムーミン、クンデラ、
ガルシア=マルケスらを引用しながら雑貨の来し方・行く末を考える
縦横無尽の論考は新鮮で、読んでいると知恵熱が出ます。
雑貨を考えると現代が見えてくる。
そう云っても過言ではありません。

文章もすばらしいです。
雑貨屋さんをやりたいという人、雑貨が好きな人、
現代の消費文化を考えたい人、おもしろい本が読みたい人、
とにかく、いろんな人にお勧めしたいです。
書店店頭にて、ぜひ。

2017/04/22

『東京の編集者』

©夏葉社

夏葉社の最新刊『東京の編集者 山高登さんに話を聞く』が入荷しました。
この本の主役は内田百閒、志賀直哉、上林暁らを担当した元・文芸編集者であり版画作家でもある山高登さん。「なるべく早いうちに山高さんの話をまとめ、それを本の形にしたいと思ったのは、だんだんと目が見えなくなってきたとお電話で伺った二〇一六年夏のこと」とは、本書を手がけた夏葉社代表の島田さん。「夕方になるとなんだか喉が乾くな、とかなんとかいって仕事を切り上げちゃうんです」なんて、いい話。往時の東京に生きた、作家や編集者の在り方がまぶしくもあり、ときに微笑ましくもあり。個人の記憶をかたちに残すってのは重要な仕事ですね。

販売価格は2484円(税込)。うん、これはとっても良い本です。

***


4月21日取次搬入で『東京の編集者』
という本を刊行いたします。
著者は、木版画家の山高登さん。
山高さんは昭和53年に『昔日の客』をつくった
編集者でもあり、弊社にとっての恩人です。
山高さんは戦後間もなく、新潮社に入社され、
内田百閒、尾崎一雄、上林曉、香月泰男らの本を
担当されました。
今年91歳になった山高さんに、その美しい本作り、
作家とのエピソードについて聞き書きいたしました。
武井武雄、谷内六郎、島村利正、小沼丹らも登場します。
『東京の編集者』にはそのほかに、いくつかの書影、書票、
そして、山高さんが撮影したすばらしいモノクロ写真が
32ページにわたって収録されています。
計148ページの贅沢なバラエティブックです。
ぜひ、店頭でご覧くださいませ。

2017/04/21

『酔いながら考える』


「今は酔ふべき時です! 『時』に虐げられる奴隷になりたくないなら、絶え間なくお酔ひなさい! 酒でも、詩でも、道徳でも、何でもおすきなもので。」
-ボードレール「酔へ!」(富永太郎・訳)

リトルプレス『歩きながら考える』の別冊『酔いながら考える』が入荷しました。
ビール呑みたい! ってな欲求に率直でいられるのが個人事業主の特権である。そう思う方々にうってつけの一冊です。ただ、酔いってのはなかなかやっかいで、どうしたっていつかは醒める。冷静になる。しらふになると、渦中の自分は認めたくなくなるし、ひたすらに後悔はつのります。その「酔い」という刹那的な高揚、ストッパーを外して投げやりになる快感、ほんの少しの恐怖まで取り込んだのが、この小さな冊子です。

酒好きにはもちろん、そうでない人にも読んでほしい。販売価格は864円(税込)。

2017/04/20

MY LOADS ARE LIGHTの新作「ROX」!



こりゃあ最高。MY LOADS ARE LIGHTの新作「ROX」が届きました。
見ての通りのワニ・モチーフと書きたかったのですが、恐竜なのかな。正式名称は「CHRONIC SAURUS ROX」とのことなので、ワニではなさそうです。ここ最近のいくつかのモデルと同じく今作もとある映画をモチーフにして制作されているそうなのですが、ここには書きません。店でこっそり聞いてください。

販売価格は2052円(税込)。濃いめのオレンジとベージュよりのグレーの2色展開です。

2017/04/19

『OK Bon!』


こりゃあ、たのしい。『OK Bon!』が入荷しました。
そうそう! ZINEってこうじゃなきゃ! と嬉しくさせてくれたのは、昨年のベストヒット『HOME MADE RADIO FUN CLUB』以来でしょうか。ほどよく力が抜けていながらも、しっかり読める。値段も高くない。見た目がかわいい。こういう絶妙なバランス感覚をもった作り手は以外と少ないんです。過度な期待をせずに手にとって頂ければ、きっと楽しんでもらえるはず。

販売価格は648円(税込)。ボン編集部の今後が楽しみです。

2017/04/18

『More Learners』&『Learners』(LP)


Learners『More Learners』、『Learners』のアナログ盤が入荷しました。
1st『Learners』はジャケットの色が異なるリプレス盤です。どちらもDLコードが付いて、販売価格は2700円(税込)。

2017/04/15

『家をせおって歩いた』


“あの閉じきった生活からの脱出を試みるのだ。 −−発泡スチロール製の白い家を担ぎ、日本国内を移動しながら生活した美術家の369日。”

村上慧『家をせおって歩いた』が入荷しました。
美術家として、人間として、日本社会の不可思議さと徹底的に向き合うために著者は「移住を生活する」と標榜し発泡スチロールの家を担いで歩き、移動しながら生活をして、各地の民家の絵を描きためる旅に出ました。本書はその創作活動369日の記録日記です。

幕開けの2014年4月5日から濃密です。ここにある「僕たちは閉じ込められている」という記述、コレが重要。その事実に意識的であれば、思考停止に陥らず、安易な答えを求めることなく生きていけるはずだと思うから。見ず知らずの誰かが用意してくれた道を歩くのではなく、未踏のけもの道を歩むように。「定められたダンスを踊ることが『楽しい』と思えてしまう体になりたくない」と著す村上さんに、ボクはつよく共感しました。

『家をせおって歩いた』は、同じつくば市で生まれた出版社「夕書房(せきしょぼう)」からの刊行。こういう書物をつくり、広げる人が身近にいるってだけで力が湧きます。自分なりに考えてみて、試行する。そのためのヒントが散りばめられたこの本を、是非ご体験頂きたい。

販売価格は2160円(税込)。お手元に一冊、いかがでしょうか。

***



「結局なにも変わっていない。あの震災は日常を変えるチャンスだったはず。 日々の生活について、消費や生産や労働や社会システムについて見直していけるはずだった。 だけどなんか知らないけど、どんどん元に戻っていく。僕自身も、ふと気がつくとまるで何事もなかったかのように以前の生活に戻っていこうとしていた。あんなことがあってもなにも変わらないのかと思うと、ぞっとした。日常が終わらないのが悔しい。すべてが消費に回収されていく。僕は他の誰でもない僕自身の日常を終わらせないといけない。日常を終わらせるために、家を出ていかなければならなかった。」 A5変形・ソフト上製・カバー帯あり 304頁(カラー16頁含) ISBN 978-4-909179-00-5 C0078 装幀:佐々木 暁

2017/04/14

『酔いながら考える』-ご予約受付中!-


前号が当店でも好評だった、リトル・マガジン『歩きながら考える』
その別冊のテーマは、なんと「酔い」。さらに、タイトルが『酔いながら考える』。こうなったら、自分の店で取り扱わない理由が見当たりません。4月下旬の刊行予定で、販売価格は864円(税込)とのこと。ご予約も受け付けますので、お気軽にお声掛けください。

2017/04/12

植物的即興「うまれる」-終了しました!-

デザイン:カトウシンペイ

華道家 小春丸 植物的即興「うまれる」

植物をもちい即興で空間を満たしていく植物的即興(Botanical Improvisation)。
野生のあえぐ現場、生命の緊迫の瞬間が再びたちあがります。
場所はかつて産院が営まれていた Atelier ju-tou(取手市)。
アートスペースとして生まれ変わったこの空間で
小春丸が、大量の植物をもちい「うまれる」をテーマとした植物的即興を演じます。
4月22日は「植物的即興 LIVE」を、23日は「展示 & ワークショップ」を開催いたします。
ワークショップでは、Liveで小春丸が作り上げた大きな作品を、参加者のみなさんと切り分け複数の小さな作品へと移し替えを行います。

4月22日    植物的即興 Live(要予約)
          時 間 18:00 open / 19:00 start
          料 金 一般 2500円 / 学生 1000円(各ドリンク代別途)    

4月23日    展示 10:30−18:00(入場無料)
        ワークショップ
          時 間 14:00-16:00
          料 金 1000円
          *** 持ち物 お気に入りの花器 花鋏
            *** 自分で生けた作品はお持ち帰りいただけます。
        
        
会場 Atelier ju-tou(茨城県取手市井野 1-7-10 1F / 0297-72-1238)
ご予約 1001coffee@gmail.com (千年一日珈琲焙煎所)

企画 千年一日珈琲焙煎所 / 協力 cafe ju-tou

小春丸 (華道家)プロフィール
流派にとらわれない自由な発想の作風が特徴。日常から花に触れエネルギーを感じること、それをいける喜びを伝えている。茨城県内や益子町などにて、木工作家や陶芸家とのコラボ展示や、個展、生け花ライブなど幅広く活動。2013年4月に益子町陶芸メッセ内・旧濱田邸にて個展「花」を開催。2014年7月つくば市千年一日珈琲焙煎所にてBotnaical Improvisation「植物の濡れ場」を開催。2015年9月益子土祭参加。2016年3月渋谷ヒカリエにてファションデザイナーとコラボ。9月水戸芸術館広場でライブなど。

http://1001coffee.jugem.jp/?eid=534

2017/04/11

「mountain」



当店でもご好評を頂いている、栃木県在住のイラストレーター・高塩友美さんの作品集『mountain』
その原画展示のご案内を頂きました。会場は黒磯「1988 cafe shozo」に隣接する書店「HOOK BOOKS」。会期は4/29-5/18です。

以下、展示の詳細を記します。ご確認ください。

***

【 展示のお知らせ 】
古本屋HOOKBOOKSにて販売中のTomomi Takashioのアートブック『mountain』の原画展示をいたします。それに伴い絵の販売もいたします。
この本は昨年のソウルアートブックフェアのために作ったものです。
The-Objectのデザイナーで友人のリーさん、アングさんが制作してくれました。
(The-Object → "https://www.instagram.com/the__object/ ")
作品は額付きでの販売です。
栃木県出身の木工作家、Chisa Fujimotoさんが作ってくれました。
(Chisa Fujimoto → "https://chisafujimoto.jimdo.com/")
mountainにぴったりのすごく素敵な額ができました!
今から展示するのがとても楽しみです。
【info】
日にち:4/29(土) - 5/17(水)
期間中のお休み 5/2(火),11(木),12(金)
時 間:12:00 ~ 19:00
場 所:古本屋 HOOKBOOKS 店内
栃木県那須塩原市高砂町 6-5 2階
    JR 宇都宮線 黒磯駅より 徒歩15分
県南では益子で春の陶器市もあります。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
tomomi

2017/04/10

『DREAMING MOMENT』


“どんな時代でも生活は続いていく。そんな暮らしを彩る「夢見る瞬間」のサウンド・トラック。”

やけのはら最新MIX-CD『DREAMING MOMENT』が入荷しました。
まずは一目、ジャケットにときめきます。“夢見る瞬間”、それは朝にふく風。ある日の午後の陽の光。雨上がりの夕暮れどき・・・なにげなく過ごすなかで、不意にやってくる心地よさを思い起こす絶妙な構成。練り上げられた選曲はもちろん、曲間の静けさにも意志を感じるのは気のせいではないでしょう。

DJは既存の音を集め、編み込むことで架空の世界をつくるクリエイターである。そう思わせてくれる、やけのはら氏の希有なお仕事。是非、日常のあらゆる局面でお楽しみください。このミックスが美容室や洋品店、カフェなんかで流れてるのもいいでしょう。販売価格は1296円(税込)です。

***


スプリング・ブレイクの極上チルアウト・サウンドトラック。
やけのはらによる新作ミックス『DREAMING MOMENT』。自身の主宰レーベル、NOPPARA-RECからのリリース!!
DJやトラックメーカー、ラッパー、執筆業、アンビエント・ユニット「UNKNOWN ME」など多様なフィールドを独自の嗅覚で渡り歩く、夜のロマンの求道者やけのはらの新作MIX『DREAMING MOMENT』が自身のレーベル、NOPPARA-RECよりリリース!

確かな審美眼と愛で日本各地のパーティーを所狭しと沸かせているやけのはらの臨場感のあるプレイと、溢れ出るアイデアが堪能できる本作、リラックスしたムードで幕を開け、スムース&メロウなグルーヴで丁寧に紡がれた、まさにタイトル通りの夢見心地な60分間の美しいショート・トリップ。

ラウンジ~ブレイクビーツを軸にバレアリック、チルアウトも織り交ぜた内容になっており、オルタナティヴ仕掛け人の異名をもつやけのはらの紡ぎだす様々な景色が、芯を持ち、まるで繊細な彫刻作品のように浮かび上がってくる。さらに一つ一つ布石を重ねた後の終盤へのゆるやかな終結は、一つの音楽の本質を体現しており、音楽は祈りである、と気づかせてくれる普遍的な輝きを放つ一枚。
どんな時代でも生活は続いていく。そんな暮らしを彩る「夢見る瞬間」のサウンド・トラック。

2017/04/09

『月極本』3


“人生において、僕が気に入っている事はお金がかからない事ばかりだ。
結局、僕らが持っている一番貴重な資産は、(お金ではなく)時間なんだよ。”
-スティーブ・ジョブス

「好きなお金、嫌いなお金」をテーマにした『月極本』が入荷しました。
この時代に生きるおおくの人が気にしているであろう、“お金”、“時間”、“暮し方”をちょっとだけ角度を変えて観察してみる。その上でなにかを発見したのなら、実践してみる。大きな世界に作用させるのではなく、まずは身の回りの小さな社会に照らし合わせてみて、物差しを取り替えてみる。そんな発想の転換にはうってつけの内容になっている、はず。

販売価格は1944円(税込)。はやくも在庫僅少ですので、お早めに。

2017/04/07

速報:曽我大穂×スズキタカユキ 二人公演(仮)!

写真:三田村亮

速報! 「仕立て屋のサーカス」の団員、曽我大穂とスズキタカユキによる二人公演が決定しました!
会場は当店となりの「千年一日珈琲焙煎所」。日時は5月8日の月曜日、19時開演。参加料金は2000円(もちろん18歳以下は無料です)。音と布をつかった即興舞台にご期待ください。更なる詳細は追って、お知らせします。

***



「曽我大穂×スズキタカユキ 二人公演(仮)」

・日付:5月8日(月)
・会場:千年一日珈琲焙煎所
・開場/ 開演:18時/19時 
・料金:2000円 (18歳以下無料・要予約)
・住所:茨城県つくば市天久保3-21-3星谷ビル1-F/G
・お問い合わせ:mojomojo.people@gmail.com(PEOPLE BOOKSTORE 植田

2017/04/06

Live at cox! -ご予約受付中!-

写真 : 三好祐介

Live at cox ! 
mama ! milk LIVE

日時
2017年5月28日(日)

開場17:30 / 開演18:30

会場
cox / Shingoster LIVING

茨城県つくば市小野崎448-1
029-859-5127
(アクセスはこちら)

Live

Ticket
¥3,000-

Foods&Drinks
cox


メールでのご予約件名を「ママミルク」として
メール(info@shingoster.com)まで
下記の内容をお書き添えの上お申し込みください。
1.お名前
2.ご予約人数
3.電話番号


お電話でのご予約
029-859-5127(Shingoster LIVING) 
029-893-6075(cox)
*11:00-14:00以外の時間帯でお願いいたします。

2017/04/05

『なnD』5


リトル・マガジン『なnD 5』が入荷しました。
今号は、これまでの版型からキュッと縮まった文庫本サイズに。表紙もカラーに生まれ変わった『なnD 5』はなんと、「3人の編集人それぞれが、2017年の3月に東京で出会った人たちと交わした27の話を、時系列のまま綴じ込めたドキュメントブックになっています」(編集後記より)。これはすごい。一ヶ月以内でつくったってことですから。そして、内容はばっちりのライブ感。読むってよりも、聴いているような感覚を覚えます。

販売価格は756円(税込)。鞄にポイッと投げておきたい雑誌です。

***



2017年3月東京、27の話

樽本樹廣(書店店主) 百年
山田智子(編集者) 『パンの人』(フィルムアート社)
冨井大裕(彫刻家) >
近藤恵介(画家) >
樽本周馬(編集者)ドーキー・アーカイヴ・シリーズ(国書刊行会)
三宅唱(映画監督) >
宮本恵理子(編集者・ライター) 家族ノート
富田克也(映画監督)+相澤虎之助(映画監督・脚本家) 『バンコクナイツ』
菅野信介(ジャークチキン屋店主) 武蔵小山 アマラブ
宮田文久(編集者) >
大川景子(映像作家) >
北沢夏音(ライター) >
テンギョウ・クラ(ストーリーテラー) ザ・東京ヴァガボンド×上野
asuka ando(ミュージシャン) >
米山菜津子(グラフィック・エディトリアルデザイナー) YYY PRESS/『GATEWAY』
Mother Tereco(ミュージシャン) >
Weekend farmers(農家) >
のむみち(古書店員)+瀬戸雄史(古書店店主) 古書往来座
ヨシムラヒロム(イラストレーター) >
キデンセン(フリーペーパー編集) >
小山田圭吾(ミュージシャン) >
村尾輝忠(映像ディレクター) >
荻原魚雷(ライター) >
ユニス・ルック(アーティスト) >
瀬田なつき(映画監督) 『PARKS』
樋口泰人(boid 主宰)
土居伸彰(ニューディアー 代表)
小森はるか(映画監督) 『息の跡』
高橋和也(書店店主) SUNNY BOY BOOKS
前野健太(シンガーソングライター) >

グラスパーゆきこ
阿久津隆(fuzkue
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編集:森田真規(『なんとなく、クリティック』)、戸塚泰雄(『nu』)、小林英治(『DU』
編集協力:高橋政宏(Uhirauhira)、菅原祐樹
デザイン:nu
表紙&扉作品:ユニス・ルック
http://nununununu.net/info/20170326769