2016/10/02

『コテージのビッグ・ウェンズデー 半芸術編』


“食えない、萌えない、得しない。アルゴリズムとビッグデータに支配された21世紀の世界において芸術とはもはや無用の長物なのか。”

京都の書店、誠光社が刊行する『コテージのビッグ・ウェンズデー 半芸術編』が入荷しました。
誠光社・店主堀部篤史さんとイラストレーター/半芸術家の小田島等さんがトーク・イベント「コテージのビッグ・ウェンズデー」で語らった「アンディ・ウォーホル」、「バッドテイスト」、「赤瀬川原平」の3編を収録しています。ミズモトアキラさんとの対話で構成された前作同様、ラジオを聴くようにたのしめる体験型雑誌。堀部さんのリサーチ力は半端じゃないなと唸りながら、ボクはここで得た情報を他人に吹聴してしまうような気がします。

「きっと近い将来、誰もが千二百九十六円払えば十五分だけ半芸術家になれるだろう」というわけで、販売価格は1296円(税込)。

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「コテージのビッグ・ウェンズデー」とは、2014年2月から2015年10月まで、京都「恵文社一乗寺店」内のイベントスペース、コテージにて開催された「体験型雑誌」を標榜するトークイベント。ホスト堀部篤史と毎回それぞれのゲストによる対談形式で、ひとつのテーマや人物を掘り下げる。LPや古本、映像ソフトや証言、その他多くの紙資料など、オールドメディアをソースに、研究ではなく愛好、分析ではなく面白がることがコンセプト。取り上げられたテーマは「タモリ」、「伊丹十三」、「小津安二郎」、「懐かしい未来」、「和田誠」、「ブルーノ・ムナーリ」などなど。

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