2014/05/03

『Spectator』最新号が入荷しています!

※952円+税で販売中! 8%ってやっかいだ!

誰よりもボクが待っていました、『Spectator』の最新号が入荷しています。

前号から続いての「ホール・アース・カタログ」特集の後篇です。
表紙がとっても素敵な今号の肝は、何と言っても編集部がサンフランシスコに行ってきた! ということでしょう。
そして、そこでスチュアート・ブランド、ロイド・カーン、ケヴィン・ケリー、ハワード・ラインゴールドの重要人物と会ってきた! ということ。
会いたい人に、会ってきて、話を聞いてきた。これはすごく大事なことだと思います。誰かに聞いた話ではなく、自分が聞いた話が載せれるわけですから。情報の収集が容易くなった現代であっても、直接当事者の声を聞きに行く。この気概こそが今も『Spectator』が熱を帯びれる理由なのかな、と思っています。
そう。出来事は現場で起こっているんです。そこが一番熱いんです。

「『ホール・アース・カタログ』について、世界に大旋風を巻き起こしたように語られたことは、大部分が「二次情報」でしょう? オレたち、『ホール・アース』のことをさも知ったように書いてたけど、考えてみたら、じつは何も知らなかったんじゃないか・・・・・・。」と。そこで――これだけは是非、聞いておきたいと思った「一次情報」、つまり雑誌編集の現場で当時何が行われていたのかを知りたいと思い始めた。
-赤田祐一 (「「注目すべき人びと」に会いに行く」より)

サンフランシスコ篇の4人の証言はもちろん、その後に続くホール・アース論考も読みごたえがありそうです(未読です)。
どのメディアにも真似できない、『Spectator』のジャーナリズム魂に触れて頂きたいなーと思っています。
そしてその後に、あれはこうだ、いやいや、こうだ、なんて話が出来たら嬉しいなあとも。

とにかく、ボクはこの「新しい読み物」に興奮しているんです!

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スペクテイター30号・2014年4月30日発売

特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog《2》」

伝説の出版物『ホール・アース・カタログの真実を探る3号連続特集。
その後篇にあたる今号では、カタログの創始者スチュアート・ブランドをはじめ4人の歴代編集者の証言を集めるべく、サンフランシスコ、ベイエリアを取材訪問。
カウンターカルチャー・ムーヴメントを底で支えた伝説のカタログは、どのようにして作られたか? ホール・アース・カタログとは一体なんだったのか? いよいよ、その深層に迫ります

スペクテイター 30号 CONTENTS

■ 特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog《2》」
サンフランシスコ狂詩曲 ホール・アース歴代編集者を訪ねる旅

取材・構成 スペクテイター編集部(赤田祐一/青野利光)
スチュワート・ブランド(ホール・アース・カタログ 創刊編集・発行人)
ロイド・カーン(ホール・アース・カタログ編集者・シェルター出版主宰)
ケビン・ケリー(『Whole Earth Review』、『WEC Signal』編集長)
ハワード・ラインゴールド(『Whole Earth Review』『Millennium WEC』編集)

■ ホール・アース・カタログ 最後の夜

大谷秋人

■ ホール・アース・カタログを通読する

桜井通開

■ ヒッピーたちは、なぜパソコンに魅せられたのか?

文/仲俣暁生 (文芸評論家)

■ ヒッピーたちは、お金とどう向き合ったのか?

細川廣次(作家)

■ 『ホール・アース・カタログ』ともうひとつの出版史

浜田光(アマナクニ代表・『名前のない新聞』編集発行人)

■ アレクサンダー・テクニークと『ホール・アース・カタログ』の接点

片桐ユズル(京都精華大学名誉教授・アレクサンダー・テクニーク・インターナショナル認定教師)

■ 「ニュー・ゲーム」の誕生と『ホール・アース・カタログ』

阿木幸男(非暴力トレーナー)

■ エディット運動としての『ホール・アース・カタログ』

室謙二(ジャーナリスト)

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■ 木滑良久、ものづくりを語る(前編) 雑誌づくりは「町工場」じゃなきゃダメ

構成:赤田祐一 撮影:伊藤和馬

■ 猟盤日記

戸川昌士

■ SMALL TALK OF THE TOWN

:鈴木鉄平/Yusuke Suzuki/タニナオコ/吉田慎司/紅梅亭こんび/坂本大三郎/tintin/粟嶋トオリ

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