2014/03/30

サウダージ・ブックスの本が入荷しました。



※どちらも「MR UNIVERSE」の関宙明氏によるデザイン。美しいです。

瀬戸内海に浮かぶ小豆島の編集室、サウダージ・ブックスの本が入荷しました。
“暮らしの風景を耕す人”をテーマにする「オリブ&アルス叢書」からの2冊、『焚火かこんで ごはんかこんで』と『感謝からはじまる 漢方の教え』。
さらに尾崎放哉、黒島伝治を主題にした『「一人」のうらに 尾崎放哉の島へ』と『瀬戸内海のスケッチ 黒島伝治作品集』も届いています。
凛とした立ち姿が見事な本ばかり。是非、お店で手に取ってみてほしいです。

***




サウダージ・ブックス / Saudade Books

知恵をひろい、歌をおくる。波のページに耳をすませる――
本の向こう側にひろがる、あこがれの風景へ。

サウダージ・ブックスは、「旅」をテーマにする出版レーベルです。
 瀬戸内海の島に編集室をかまえ、手仕事の温もりを大切にしつつ、文芸書、人文書、アートや人びとの生活文化にかかわる本を日々作っています。
 また、瀬戸内という地域で大切につたえられてきた「暮らしの物語」や「生活の知恵」を書物としてデザインし、
世界にむけてそのすばらしさを発信したいという想いをもっています。

本を愛するみなさまの心のなかで、かけがえのない一冊との出会いから、豊かな旅の物語がはじまることを、わたしたちは願っています。

*サウダージ・ブックスは豊島オリヴアルス株式会社の出版レーベルです。


2014/03/27

トーヴェ・ヤンソンと入荷本。




今日のおすすめを一冊。
ムーミンの原作者、トーヴェ・ヤンソンを特集した『芸術新潮』。2009年5月号。大充実の内容に驚きました。
そもそもボクは、トーヴェ・ヤンソンっておじさんなのかと思っていました。ディック・ブルーナのような(お恥ずかしい・・・)。
そんな超初心者にも、ムーミン好きにもオススメできる図版と解説。カッチョ良い! と震えが起こるムーミン谷の原画など、見応えたっぷりです。
当時の欧州情勢への風刺画や大人向けの小説の表紙などもピリッと辛味が効いています。是非、お店でご覧ください。
そして、来月からはムーミン原画展も開催とのこと。これは見逃せません。

加えて、直近の入荷本です。

『文具百話』/ 外山滋比古+大橋彰
『きみも音楽家になれる』/ トム・ウォルサー(福山敦夫・訳)
『ぼくは多くの河を知っている ラングストン・ヒューズ自伝1』/ ラングストン・ヒューズ(木島始・訳)
『きみは自由になりたくないか? ラングストン・ヒューズ自伝2』/ ラングストン・ヒューズ(木島始・訳)
『終りのない世界 ラングストン・ヒューズ自伝3』/ ラングストン・ヒューズ(木島始・訳)
『カラワン楽団の冒険 生きるための歌』/ ウィラクサ・スントンシー
『事典 ラテン・アメリカの音楽』/ 冬樹社
『世界の民族音楽ディスク・ガイド』
『キャパ その青春』/ リチャード・ウィーラン(沢木耕太郎・訳)
『オシムからの旅』/ 木村元彦
『風景のあとに カレンダーのくれたもの』/ 椿野恵理子
『笑う住宅』/ 石山修武
『大工が教えるほんとうの家づくり』/ 阿保昭則
『パン屋の手紙 往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで』/ 中村好文×神幸紀
『日本の名店 伝統にいきる老舗100店』/ 野口潤子
『忘れがたき 日本の味』/ 秦秀雄
『南木曾の木地屋の物語 ろくろとイタドリ』/ 松本直子
『藍 風土が生んだ色』/ 竹内淳子 sold!
『闘』/ 幸田文
『虹飲み老』/ 鈴木志郎康
『詩のこころを読む』/ 茨木のり子
『詩人のノート』/ 田村隆一
  etcetc...

本もCDも、活きの良いのが入ってきてます。
春のPEOPLEをどうぞよろしく。

2014/03/26

写真関連の書籍が入荷しています。




写真集や写真雑誌、写真に関する評論集、写真家による手記などいろいろ入荷しています。
ズバリ豊作です。以下、その中からいくつかを列記します。

『荒木経惟 写真全集・3 陽子』荒木経惟 sold!
『荒木経惟 写真全集・10 チロとアラーキーと2人のおんな』荒木経惟
『愛情旅行』荒木経惟+荒木陽子
『愛情生活』荒木陽子
『荒木!』飯沢耕太郎
『ユリイカ 総特集・荒木経惟』1996. vol.28
『冬へ』荒木経惟
『男と女の間には写真機がある』荒木経惟
『写真への旅』 荒木経惟
『美術手帖 特集・森山大道 中平卓馬』2003.4
『写真との対話、そして写真から/写真へ』 森山大道
『なぜ未だ「プロヴォーク」か』西井一夫
『deja-vu 特集・プロヴォークの時代』no.14
『アメリカを撮る』金坂健二
『PILES OF TIME』鈴木理策

上記以外にも、良い本が入ってきています。
それらはまた改めてお知らせします。

2014/03/25

"BLOOM RAIN"


写真家、天野裕氏と山田陽介が立ち上げたプロジェクト、“BLOOM RAIN”。
「この本のために何かをつくってほしい」という、まだ見ぬ誰かに向けた新しい媒体です。
毎月15日締め切り、月末発行というペースで続けていくとのことなので、興味を持った人は彼らに気軽にコンタクトをしてみては。
手元にある最初の号はわら半紙に白黒コピー、ホチキス留めという仕様。お店で配布もしています。

以下、"BLOOM RAIN"の公式ページの挨拶文から。

***


“花の雨を”
2009年の夏の夜、
ダッシュスノウが旅立った
いまも夜明けまでまだ遠く
ひとりどうしようもない気持ちの時に
彼のあの夜を思う
深く暗く黒い闇に
覆われてしまいそうな夜
あなたにもあるはずだ
もうそれが過ぎ去るのを
ただ待つのはやめよう
撮ってるなら写真を
描いているなら絵を
歌ってるなら声を
作ってるなら料理を
喧嘩してるなら血を
育ててるなら花を
書いているなら文章を
縫ってるなら服を
泣いているなら涙を
なんでもいい
あなたがつくったものを送ってほしい
それで本をつくる
もう俺たちは
朝を待ってなどいられない
冷たい夜のなか
もうダメだと思うその瞬間
カミソリや薬物、
とりあえず誰かの温もりではなく
この本のために何かをつくってほしい
”BLOOM RAIN”
毎月15日締め切り、月末発行
bloomrainripdash@gmail.com
thebloomrain.tumblr.com

2014/03/24

PEOPLE、今日このごろ。




明日、写真関係の本をドサッと出します。
PEOPLEは本の買い入れ強化中。ご不要になった蔵書の整理をお考えの方、お気軽にご相談ください。
春がきますね。

2014/03/23

本屋ブルッックリンに入荷がありました。




目次-シカゴ,シカゴ-日本-ヌード-ポートレート-東京-花-伊勢神宮-桂離宮-刻-シブヤ,シブヤ
1921年6月14日、アメリカ・サンフランシスコに生まれる。3歳のとき両親の郷里である高知県に戻り、
1939年高知県立農業高校を卒業。同年、単身渡米するが、間もなく太平洋戦争がはじまり、収容所生活を経験する。
終戦後は、シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称、ニュー・バウハウス)で、写真技法のみならず、
石元作品の基礎を成す造形感覚の訓練を積む。その後、桂離宮のモダニズムを写真により見出した作品で高い評価
を受ける。丹下健三、菊竹清訓、磯崎新、内藤廣など日本を代表する建築家の作品を多く撮影してきたことでも知
られる。文化功労者。高知県文化賞受賞。2012年2月6日に逝去。享年90歳。正四位、旭日重光章追贈。
高知県立美術館 石元泰博フォトセンター

***

本屋ブルッックリンに入荷がありました。
画像は『石元泰博 写真展』の図録です。これ以外にも、面白い本とTシャツが入って来ています。
詳しくはこちらでご確認ください。

2014/03/22

『田んぼと煙突』が入荷しました。


※合わせて、タートルアイランドの音源、写真集&DVDも入荷しています!

“タートルアイランド謡方・永山愛樹のソロプロジェクトが待望の音源化!
音楽性方向性一切不定のボンクラバンド 人類皆ボンクラ!本物の偽物をミノガスナ!”


ボンクラ峠初の公式音源、『田んぼと煙突』が入荷しました。
民衆の労働歌、なんて言葉が思い浮かぶ、力強い声が吹き込まれた作品です。
土臭さなんてホコリっぽさではなく、もっとねっとりとした泥や汗にまみれた、強烈さ。
アッケラカンと笑いながらワンワン泣いているような生命力。まるで『はだしのゲン』みたいだなーと思うんです。
これぞ2014年、現代日本のフォーク・ソング。みんなのうた。

 町のいたるとこじゃ開発が進む 見慣れた町が瞬きする間に消えてゆく
 街の中心部じゃ何処かで見たような 薄いハリボテのような店が軒を連ねてる

 みんなどこかへ行ってしまった どこかどこか遠くへ行ってしまった
 峠を越えりゃまた 峠がやってきて あの丘を越えたらきっと海が
 でも海はない 俺の街には海がない この街には

 あるのは 田んぼと煙突 田舎道と車 田んぼと煙突 田舎道と新車

彼らの活動・生活拠点である愛知県豊田市での日々と風景を歌った表題曲、“田んぼと煙突”。
こんな歌が日本各地、あちこちの街で生まれたらいいなあと思います。やりきれない、どうにもならない。まったくもってラチがあかない。
それでも消えない心の火。コンチキショーメ! と反骨心を笑いと歌に変えて、生きていくのだ。
ボンクラ峠を聴いていると、そんな気概がはっきりしていくような気がします。

燃えて燃えて、心躍らせて生きていきましょう(Let's enjoy our poor ability!)。





2014/03/21

Matt the electrician JAPAN TOUR 2014 -終了しました!


"Matt the electrician!"

「マットがつくばにやってくる。

会場:
千年一日珈琲焙煎所 つくば市天久保3-21-3星谷ビル1-F/G (PEOPLE隣)http://1001coffee.jugem.jp/

出演:
Matt the electrician
http://www.matttheelectrician.com/
MOtSSAN (opening act)

日時:
3月21日 (金曜・祝日)
17時開場 / 18時開演 

料金:
2500円(前売)学割! 2000円  /3000円(当日)  

企画 :
PEOPLE

協力:
Cafe GOATEE
http://www.cafegoatee.com/

お問い合わせ :
PEOPLE:mojomojo.people@gmail.com / 080-6525-4350 (植田)
千年一日珈琲焙煎所:029-875-5092 (大坪)
※メールでご予約の際は、「お名前/ご希望人数/ご連絡先」の明記をお願い致します。

***


Matt The Electrician (マット・ジ・エレクトリシャン) 

 1972年カリフォルニア生まれのオレゴン育ち。ローカルでの音楽活動を経て、  
本格的にミュージシャンを志し全米屈指の音楽都市テキサス州オースティンに移り住んだのが1996年。 
1998年の『Baseball Song』から2013年の『It's a Beacon It's a Bell』まで、これまでに8枚のオリジナル・アルバムをリリース。  
 卓越したテクニックと優れた楽曲で耳の肥えた音楽都市オースティンの音楽通たちを唸らせているのはもちろんのこと、 
 温かみのあるハスキーなヴォーカルやどこか飄々とした雰囲気と絶妙なユーモア感覚で老若男女問わず幅広く支持されている。  

  そのライヴ・パフォーマンスは、優しく、切なく、そしてハッピーな気分にさせてくれる。  



2014/03/20

成田ヒロシのCDが入荷しました。




百回もがいて 百編の詩を書いた。
百回ゼツボーして 百枚の絵を描いた。
孤独は味方なのだ。ゼツボーは道なのだ。
言葉は反省だ。夢想は解放だ。
暗闇は教師で 光は同志だ。
-成田ヒロシ(『何不自由のない街で』より)

成田ヒロシさんのCDが入荷しました。
言葉と音が吹き込まれている、シンプルな作品です。朗読に目新しさはありません。
ですが、なんなんでしょうか、この感じは。成田さんの声に耳傾けていると、知らない街を歩いているような感覚を覚えます。
ジャズ、フォーク、ブルースに乗せてつむぎ出されていく言葉たち。それに身を委ねる心地よさといったら・・・。
これを懐かしい、と言ってしまっても良いのかな。なかなか上手い言葉が見つかりません。

今回、特別にそれぞれのCDに合わせた詩集も付けてくれました。
成田さんご自身の手で書かれた文字、写真をコピーしてホチキスでまとめた、ZINEのような仕上がりです。
耳で声を聴きながら目で文字を追う。言葉との新しいつき合い方ができるかもしれません。

成田ヒロシの言葉と生きざま。

お店で見つけてくれると嬉しいです。

***





番外編。成田さんが作詞をした“あたしのブギウギ”をどうぞ。
歌うのは、浅川マキ(T字路sのヴァージョンもおまけに)。

“あたしのブギウギ” (作詞:成田ヒロシ 作曲:南正人)

ひとりぼっちが やり切れなくて
お酒飲んで ほろほれろ
ブギとブスを聞き間違えて
あんた あたしを笑ったね
つれない素振りに
あたしは惚れて
なんども なんども 振り向いた
あたしのブギウギ

淋しそうだね 旅に出ようと
声をかける 男はみんな
風に吹かれて 何処かへ消えた
ほんとは あたしは 抱かれたかった
つれない素振りに 
あたしは惚れて
なんどもなんども 振り向いた
あたしのブギウギ

何処かそろそろ 落ち着こうかと
小さな夢を 小出しに出して
歩き疲れた 夕焼けのした
いまじゃ みんな 嘘みたい
つれない素振りに
あたしは惚れて
なんどもなんども 振り向いた
あたしのブギウギ

2014/03/18

Wu-Tang ClanのTシャツが入荷しました。



「本屋ブルッックリン」のオリジナルTシャツが入荷しました。
数年前に発売してすぐに完売した「Wu-Tang Clan」のメンバーを鉛筆画で起こした、手の込んだ作品です。
前回制作時より厚めのボディを採用とのこと。これから迎える春夏にガシガシ着倒すと、きっと格好良いでしょう。
今ならサイズも豊富なので、欲しいな! という方はお早めのご確認を。

値段は税込み3800円です。

***




ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)は、アメリカのヒップホップグループ。
1992年頃にRZAの実質的な主導の下でメンバーが集結し結成された。「ウータン」という名前はカンフー映画からとられた。1993年にデビュー作『燃えよウータン』"Enter the Wu-Tang (36 Chambers)" を発表。幅広い支持を獲得することに成功し、同作は現在もヒップホップの名盤の一つに数えられている。
その後メンバーのソロ活動が活発化し、グループとしての活動は行われなかったが、5年の空白を経て1997年にセカンドアルバムを発表。グループの健在をシーンにアピールした。 再びソロ活動の期間をはさんだ後、2000年2001年と連続してアルバムを発表。2004年にはオール・ダーティ・バスタードが急死する悲劇があったが、それを乗り越えて2007年には新作を発表した。
なお、1999年にはウータン・クランを主役にした対戦型格闘ゲーム 『Wu-Tang: Shaolin Style』(プレイステーション用ソフト)が発売されている。少林寺を習うウータン・クランのメンバーが、師匠である少林寺の武闘僧をさらった闇の大少林寺を倒し、少林寺の師匠を救うという内容である。ゲームのBGMにも彼らの曲が幾つか使われている。日本でも2000年サクセスから『ウータン』のタイトルで発売されたが、アメリカ版にあった残酷シーンは全てカットされている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3


2014/03/17

きょうの入荷、2冊。





『ドイツポスター 1890-1933』/  読売新聞大阪本社:発行
『LA NOUVELLE PHOTOGRAPHIE HOLLANDAISE』/ Lorenzo Merlo

2014/03/16

ぼくはビートルズが大好き




《ぼくは六〇年代はビートルズしかなかったと思います。ものすごく大ざっぱな言い方かもしれないけれど、ケネディが暗殺されたり、世界史上いろんな問題があったんですけれど、ぼくの体験というのは、ビートルズの体験しかなかったんじゃないか。》《その当時、ぼくはジョン・レノンの、ある意味での政治的部分と、彼の持っている芸術的なバランスがものすごく好きで、彼にいかれたというか、熱狂的な信者になったというわけです。で、やるんだったらそういうふうな展開でやりたいということだったのです。》
-小島素治(『望星』72年10月号より)

PEOPLEはビートルズが大好きです。
今年から、ビートルズ、各メンバー関連の書籍の買い取りを強化しています。
どうぞよろしくお願いします。

※北沢夏音さんの『Get back,SUB!』内の “ロング・トリップ—長いあとがき”より孫引きしました。

2014/03/14

2014/03/13

Today's YouTube #94



バート・ヤンシュなんて知らなかった。
今日の「名盤片面」に驚いた人は多かったんじゃないかと思う。
ボクは、朝から最高の気分だった。

https://www.interfm.co.jp/barakan/blog/2014/03/13/09/19/

2014/03/12

『生活考察』が入荷しました。





『生活考察』の最新号が入荷しました。
以下、スタッフ中村によるレビューをどうぞ。熱いです。
 
「スタイルの提案」を放棄し、積極的に多様なスタイルにまみれてみること――
そこから、現代を“楽しく”サヴァイヴするための術・発想を模索していきたい(「生活考察」編集日記より)

Vol.5となる今号で多く取り上げられてるのは“食”について。
編集発行人辻本さんをはじめとする、超〜〜個人的な「汁めし」の話、「自炊」の話、「食」本の話…。
そこには「ライフスタイル」の押しつけも、美化も、ありません。食べたい物を食べたいように食べる。書きたいことを書きたいように書く。それを読んで自分はどのように“生活”してたっけ、と考えるのです。

“生活”がプンプン臭うから、この冊子はオモシロイのだ!

-中村友貴 / PEOPLE 

***

『生活考察』 Vol.05
A5版変形・112ページ・定価850円(税込)
BOOK GUIDE「“食”本考察」
昨年、『生活考察』Vol.04(前号)の刊行を記念し、ジュンク堂書店 吉祥寺店にて開催したブックフェア「“食”本考察」の選書コメントを完全載録。
さらなるゲスト選者&ボーナストラックも!
青木淳悟、阿古真理、朝倉かすみ朝吹真理子石原壮一郎、伊藤健史、戌井昭人、岩崎太整、内海慶一、海猫沢めろん円城塔円堂都司昭、大澤聡、大谷能生大森望大山くまお、岡崎武志、オカヤイヅミ、荻原魚雷小澤英実、小田雅久仁、小山田浩子春日武彦かとうちあき加藤千恵、かないみき、岸本佐知子、木下古栗、栗原裕一郎小橋めぐみ佐々木中佐々木敦佐藤和歌子柴崎友香柴田元幸、柴幸男、須藤輝、滝本誠田中秀臣千野帽子、塚越健司、辻本力、DJみそしるとMCごはん豊崎由美中嶋大介蓮沼執太、林哲夫速水健朗平松洋子平山夢明福永信藤野可織北條一浩、松田青子、峰なゆか森山裕之、柳下毅一郎、山内マリコ、吉田アミ、吉田隆一、米光一成

大谷能生 ディファレント・ミュージックス 第5回「30×10=300」
春日武彦 隠れ家の日々 第5回「地球空洞説」
佐々木敦 普段の生活 第5回「大学の普段の生活」
辻本力 「汁めし考」
青木淳悟 「必要は発明のFAX」
岡崎武志 岡崎武志の生活講座 Lesson5「聴く2」
須藤輝 カラダのこと 第2回
円城塔 かきものぐらし 第5回

TALK
オカヤイヅミ×佐藤和歌子×辻本力「悦楽自炊道」

林哲夫 好きなことだけして暮らしたい 第5回「本を売るのも楽じゃない」
柴幸男 「気考・天考」
小山田浩子 「逆子と盗っ子」
海猫沢めろん めんどくさいしどうでもいい 第5回「死」
田中秀臣 「おまえも明日はハゲるだろう」
栗原裕一郎 超身辺雑記トムソン 第5回「アイドルと私」
山内マリコ 「君は家のことなんかなにもしなくていいよ」
福永信 日付と時間のある文章 第5回「年代と曜日のある文章」
内海慶一 「風景の解体」

TALK
阿古真理×吉田アミ「ごちそうさまが、よみたくて~本から見えてくる日本の食文化~」

大澤聡 「違いが気になる!―メディア研究の由来(少年篇)」
松田青子 「店員考」
小澤英実 「あたし、この戦争が終わったら……」第5回「飲めないスープの効用
木下古栗 「爆乳は一見にしかず」
戌井昭人 生活逃れの馬鹿者 第5回


2014/03/09

『60年代新宿アナザー・ストーリー』



ますます肥大化し深刻化している高度資本主義社会の歪みの下で、就職難に苦労している若者たちや増大する非正規雇用に苦闘しているであろう人びとのことを思うにつけ、私は、六〇年代末に現れた「就職しないで生きるには」という道を選択し、自分たちの生き方を模索し、構築しようとしていた若者たちの存在を思い出す。……その中のひとりに東京・高円寺でライブハウスを経営しながら、自分のバンドを持ち、歌い続けてきた仲田修子さんという人物がいるのだけれど、彼女から聞いた言葉に「自分自身で自分の生き方を発明する以外に救われる道はない」という名言がある。この言葉には自分の生き方を発明して生き抜いてきた者の自負と充足感が感じられるだろう。是非とも多くの人びと、とりわけ若い人たちに、自分の生き方を発明してもらいたいと、私は願っている。
-本間健彦 『60年代新宿アナザー・ストーリー』 “あとがき” より)