2013/11/06

ヴィヴィアン・ウエストウッド、かく語りき。



「私は、本当に自分の深いところで興味を抱けるもの、その対象を追うことだけが自分のオリジナリティを発揮できるやり方であって、過去を振り返ることで本当に意味での今の時代がわかるんじゃないかと思っています。これはインテリと若者へ向けたマニフェストです。団結せよ、あなたたちは孤立していない。マーケティングやセールスに巻き込まれず、TVを消し、本を読むこと。雑誌を見ないで美術館へ行くこと。それは私の求めるレジスタンスの一員として関わっていることになります。プロバガンダの唯一の解毒剤は文化でしょう。100人に1人でも、真剣に自分の頭で考えるようになったら、この世は楽園になると思います。」

「私は本当に何かに揺さぶりをかけたり、転覆するには、「考えること」が可能性を示すと気づきました。パイレーツは海賊だから、あちこちから物だけでなく、アイデアや思想も盗んでくる。そして同時に第三世界への言及も考えていました。でも「パイレーツ・コレクション」(*)の時代の本当にヒーローは、アメリカ先住民の指導者だったジェロニモです。白人に屈しないと宣言し、結局は破れ去ったけど、彼の持っていたあの存在感を素晴らしいと思っていたんです。」
-ヴィヴィアン・ウエストウッド『ノマディズム』(後藤繁雄・著)より

(*)http://www.viviennewestwood-tokyo.com/info/CSfViewGuide.jsp?tp=16

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