2013/03/23

ゲンイチロウのぬりえ


どっさりと届いた本の山。その中に入っていた、気になる包み。
包まれてたのは『ゲンイチロウのぬりえ』という大判の作品。いや、これはまさしく塗るための本。ペイント・ブックだ。
写真を見て頂ければ分かるように、すこぶるご機嫌な色と絵、大体な図版である。
さらに「ぬりかた」として記された前書きがすこぶる元気だ。気持ちが良い。
そっくりそのまま引用してみる。

「ぬりかた」

カオはハダ色、歯は白、舌はピンクなんてふうに銀行の定期預金みたいなスリルのない色のぬりかたをしてはいけません。
もっともっとバクチ性の強い色のぬりかたをしてほしいのです。
たとえば、カオはブルーで歯は五色豆のように色とりどりのがあって、舌はねずみと赤のだんだらもよう。
右の耳は黄色で左の耳は黒の水玉、親指は金色、薬指は青、小指はシルバーの地に赤のポチポチなんてふうな色をぬってほしいのです。
そして、できあがったらどこか目立つところにドーンとはってよその人を不安にさせてたのしんでください。
みなさんのご健闘をおいのりします。

ゲンイチロウ

ねえ。愉快でしょう。
色が足りてない、という自覚があるボクにはこれがズバリと刺さった。
とても有り難いことに未使用の状態で数冊をお譲り頂けた。せっかくなのでみんなでぬってみようかな。
PEOPLEのお店での最初の企画にしてしまおうか。そんな風にも思っている。

※いったいゲンイチロウ氏とは何者かと調べてみると「柳生弦一郎」さんという絵本作家とのこと。
    画像をみてみたら「あっ!」と思う作品がズラリ。

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