2012/12/11

ベン・シャーン展 -線の魔術師-


線の魔術師。
ベン・シャーンが気になっている。絵にしても文字にしても。
葉山での展示を見逃したことを悔やんでいたので、これは絶好の機会。
ポスターや挿絵など、ベン・シャーンの商業デザイン(グラフィック・デザイン?)を見てみたい。

とある絵本屋さんで、ベン・シャーンとシスター・コリータと並べて置いてあった。
その光景にハッとした。あ、ここにいるべき人なのだな、と思ったのだ。

以下詳細。

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丸沼芸術の森所蔵 ベン・シャーン展 ー線の魔術師ー


会期2012.11.17 [土] - 2013.1.14 [月]
休館日月曜日 (12月24日、1月14日は開館)、12月25日(火)〜1月4日(金)
開館時間午前10時〜午後5時30分(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般900円(720円)、大高生720円(580円)

主催埼玉県立近代美術館、丸沼芸術の森
協力JR東日本大宮支社、FM NACK5

ベン・シャーン(1898 − 1969)は、1930年代から60年代にかけて、アメリカで活躍した画家です。リトアニアのユダヤ人家庭に生まれ、8歳のときに家族とともにニューヨークへ移住しました。移民の子として貧民街で育ち、少年の頃から石版画工房で働きながら美術を学んだシャーンは、一貫して人種差別や迫害、貧困をテーマに制作を続けました。また、ポスターや本の装丁など、グラフィック・デザインの分野でも活躍します。
ヒューマニズムの姿勢に貫かれたシャーンの作品は、描くものに対して、つねに鋭い批判の眼差しと深い愛情を投げかけました。特にその震えるような線からは、哀しみや怒り、そしてやさしさといったシャーンの感情が直接に伝わってくるようです。独特の線の魅力は、日本の画家やグラフィック・デザイナーにも大きな影響を与えました。
この展覧会では、「丸沼芸術の森」(埼玉県朝霞市)のコレクションから、近年新たに所蔵となった初公開の絵画・ドローイングを含むおよそ300点によって、ベン・シャーンの魅力を紹介していきます。


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