2012/11/26

イカとオジさん。


ぼーっとしてたら、写真が届いた。
イカとオジさん。かたわらにオバさんとオジさんがもうひとり、写ってる。
不思議な写真。なんなんだろう、この瞬間は。いまいち意味がわからない。
知らないひとの遺影をもってるような気分でもある。失礼かな。
そして、冷静になって、眺めるとくすりと笑える。

とにかく変だ。

阪本勇くんの『昼光ジャズ・特装版』
この作品の購入者はこの中の写真を一枚、オリジナル・プリントで焼いてもらえる。
写真家自身につくってもらうオリジナル・プリント。これは相当に貴重なこと。
とにかく、すごいこと。という事実よりも、ボクは、この写真が手元にあることが嬉しい。
みんな首をかしげる。だけど、無視出来ない。見過ごせない。
なんなんだろう。この感じ。

日常。ただ、つづいていく毎日。
その中にある奇跡。嘘のような瞬間。笑える出来事。
何色とは決めがたい色彩。その一瞬の魔法、それを見逃さないように。
日々、ウロウロとキョロキョロと、彼は歩きつづける。
カメラをひとつ。携えて。

阪本くんの写真。その温度。
彼自身の面白さ。好奇心と鋭さ。愛のあるまなざし。
そこにボクは惹かれているのかな。

なんて思った、雨の日の午後。

*阪本勇 ホームページ
   http://d.hatena.ne.jp/sakamoto-isamu/

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