2011/10/29

Talkin' about “Pony Blows”.


前情報がない音楽を聴くのは楽しい。
今年の4月に知り合ったオオミヤくんからアルバムが届いた。

音源の説明はなく、もちろん熱いメッセージもない。

ツクバに自作の上映会にいった時に出会い、
記憶しているのは彼の話が滅法おもしろかったことである。

音楽とエビとケイ藻(だったかな?間違ってたらゴメン)の話が交錯していた。

その話のおもしろさを説明するのは野暮で、
その場を共有したヒトにわかる事、
現にいまでもその時に感じたおもしろさをおもいだせる。

音楽はヒトであると僕は思っている。

このアルバムにはその気配というものが漂っている。

彼ら独特の言語で世界を渡り歩くのを楽しみにしています。

アルバムリリースおめでとうございます。

-映画監督 / 甲斐田祐輔 



スモーキーな声と丁寧な残響が呼び起こすのは、
まだ見知らぬ過去や、すでによく知っている未来についての不思議な記憶。

芽吹きの時にも、冬枯れの時にも、いのちを伴って響く確かな音。

-sakana / 西脇一弘



着的なルーツ、それを吸収し消化して現代的にパッケージする。

そんな音が僕は好きだ。

普遍性と革新性の2つのテーマを徹底した美学で追求した音楽がここにある。

-dry river string  / 干川 弦



初めて訪れたつくば研究学園都市に
砂漠に近い印象を受けたのは昨年の夏の事だった。

ぼくはそこでgustave coquiotに出会う。

人のいない窓辺を風が静かに通り過ぎる。

彼等の音に触れる度、
そんな叙情的な静寂をイメージしてしまう。
ぼくのような古い樹だからこそ、
根が太く緑の強い若い音に気づく。

若い音は今までと違うやり方で
ビルを壊す事が出来る。

きっと彼等の音は静かに砂漠を漂い、
窓辺の花を起こして行くだろう。

-F.I.B JOURNAL /  山崎円城



※ more information. →http://gustavecoquiot.web.fc2.com/

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